ほぼ日本人の海外MBA留学への挑戦

海外MBA留学を志すためにブログをはじめました。

ローンに係る金利の大きさ

ありがたいことにここ1カ月は学校選びのために色々と時間を使って考えています。在校生や卒業生と話す中で、LocationやCareer path、Cultureなど色々な観点からその学校の特徴を聞いていますが、どちらの学校も捨てがたい。

 

実際何が決め手になって学校を選択できるのか今のところ見当もつきません。

本当は、自分のやりたいことがある、目指すキャリアとのフィット感が高い、など自分のキャリアに関する軸を選択理由にするのが良いと思うのですが、なかなかそれでも差別化できないことばかりです。

 

そこで、何かしら新たな選択基準を設けなければいけないと思った際に出てきたのが、費用でした。実際、北米の同等のランキングを持つ学校では授業料は変わらないだろうと思っていましたので受験期間中は費用で学校を差別化できるとは思っていませんでした。しかし、私費生としてローンをいかに組んでいくかを調べていくと思いのほか金利が学校によって違う、というか全然違うことに気づきました。

 

私の手持ちの2つの学校の提示されているローンの金利を見てみると約倍くらい違いがあります。あくまでも参考値としてみてほしいのですが、年利4.5%と年利8.5%の学校があり、金利が変動しないと仮定して、私費生としてたとえば1500万借りるとすると、10年返済プランの場合、年利8.5%の学校に対して年利4.5%の学校と比較して350万円以上多く支払うことになります。

 

この辺りは金融のプロフェッショナルが多いMBA界隈においては素人の私が言及するまでありませんが非常に大きな差があります。一概に片方の学校で奨学金が出たからと言って、ローンの返済額を考慮すると奨学金が相殺される、むしろ奨学金が出ていない学校の方が安い、なんてこともあると思います。

ここまで金利の上下を左右する要因の一つとして、USに保証人がいるかどうかということがあげられます。US citizenの方に保証人を依頼できる方は比較的金利を抑えることはできますが、International生のほとんどはそれが難しい学生ばかりだと思います。

そうなってくると年利8~10%みたいな恐ろしい数字を提示されても留学するためにローンを組まないといけなくなります。しかし、US citizenの保証人がいなくとも金利が抑えられる学校もあり、(私費生でなるべく費用を抑えたい方は)そういった学校を狙っていくのもありかなと思います。

 

受験時の学校選択の段階でローンに関することまで調べている人はほとんどいないと思いますし、学校にかかる費用で受験校を選択するのは本質的ではないと思うので、受験時にはそれほど意識しなくてもよいと思いますが、進学校を選択する際には一つのファクターとして考慮しておいた方が良いと思います。

 

難しいカウンセラー選び

 

受験1年目は基本的にLaurenにカウンセラーを依頼していましたが、2年目はMatthewとSamに依頼しました。2年目の受験にあたって新しいカウンセラーに連絡したのはSamのみで、Twitterで非常に評判が良かったので依頼しました。

 

カウンセラーとは相性があります。下記は皆さんがカウンセラーとうまく受験生活を乗り越えるためのささやかなTipsとなってほしいという思いで記載しました!誰かを批判する目的ではなく(というか私にも非はたくさんありますのでむしろ自己批判が妥当ですね。)あくまで自分の経験、個人談ということで下記文章をご覧ください。結果的には私はあまりSamとは合いませんでした。結果的に。

 

非常に素晴らしいカウンセラーだと思いますし、日本から合格者もたくさん出しているので信頼に値するカウンセラーだと思いますが、私の場合はこうだったよ、というご参考までに。

 

 

途中まで順調にコミュニケーションが取れていたと思うのですが、途中からプライドが高い彼を私が上手くハンドルできず、彼の中での私の優先順位が下がったと感じるような対応が目につきました。その結果彼のessay reviewが適当・雑だという思いにつながってしまい、結局Matthew1本に変更しました。(振り返ってみるとProfessionalismという言葉を盾にした拝金主義的な思想を感じてしまった(自分の勘違いかもしれませんが)ことも理由にあったかもしれません。)

 

前提として、22年7-8月時点でSamとは2種類の契約の仕方があり、A)3校?くらいまで無制限でEssay, Interviewなどの練習を手伝ってくれるものと、B)10時間ごとにお金が発生するものがあります。私は私費学生でなるべく費用を抑えたかったのでひとまず10時間30万円(!)でお願いしました。この選択が良くなかったのかもしれません。

 

 

Samとの契約は10時間という限られた時間だったので私の中では、Samにはなるべく骨子となるエピソードを相談して、費用がよりリーズナブルなMatthewに比較的時間がとられるEditingや効果的な言い回しを相談するという形で受験に臨もうと考えていました。

 

Samの良いところは私のようなNon-traditional backgroundの学生に対してもしっかりと地に足のついたアドバイスをしてくれるとことだと思います。現在存在する課題とその背景、そしてその解決策が限られた文字数の中で納得いく形で書かれているかというのを客観的に検討してくれます。(某有名MBAカウンセラーは過去の成功事例の使いまわしが多いと聞きますので、investment banking, consulting, 商社など日本からのMainstreamの学生が相談するにはアイデアもたくさんあり良いと思います。が、Non-traditional backgroundの方は使いまわせる過去のエピソードが限られており、強みを活かしきれないという印象です。そのため、Non-traditional backgroundの方にはしっかりゼロベースで考えてくれる、業界や職種を理解してくれようとする方が良いと思います。)

 

納得のいくツッコミを乗り越えながら1校目のエッセイを書き終えるくらいの時期に、MatthewにEditingをしてもらった文章を最終確認用にSamに見てもらうと下記の内容の連絡がきました。以下完全に私の脳内変換です笑。こんな感じに聞こえました笑

 

「へー、君はMatthewにも見てもらってるんだね。

しかも結構な部分をMatthewに書き換えてもらってるんだね。ふーん。

この形でもいいと思うよ。いいと思う。

もちろん君のエッセイだからどちらを選ぶかは自由だけど僕はもっとこっちのほうがいいと思うけどね。選ぶの君の自由だよ。」

 

とかなり、拗ねた?不服そうな?メールをもらったのを覚えてます笑。Unlimited hoursでお願いしている人(そっちの方が大多数?)はカウンセラーの使い分けをしている方が少なかったかもしれず、私がSamにとって特殊だったのかもしれません。

 

(私はMatthewにEditingをお願いしていると言っていないのに、なぜMatthewのことがばれたかというと、Wordの変更提案履歴を私が消し忘れた・承認し忘れたからです。基本的にMatthewから送られてきて、納得いくものは変更提案を「承諾」してSamに共有してたのですが、この時だけ1-2か所の変更提案の箇所を承諾せずにWordファイルに残ってしまっている状態でSamに共有しました。そのファイルの全ての校閲者をSamがみにいってバレたんだと思います笑。別に自分は2人以上にエッセイ見てもらっている状況を悪いことだと思っていなかったので特段隠してたつもりはないのですが。)

 

 

ここから一気に雲行きは怪しくなりました。

2-3校目のメインエッセイを書き終えてSamに送ると「これでOK」とアッサリGoサインが出ました。

なにかあまりにもスムーズにいきすぎていたので、念のためMatthewにも確認すると「これじゃ全然だめだ!質問に答えていない部分がある。」と連絡が来ました。

 

この設問では、

なぜそのキャリアゴールを選んだのか?そのキャリアゴールを達成するために何をするのか、または、何をしてきたのか?

的なことが聞かれていたのですが、後半部分の答えがマルっとゴッソリ抜けていました。(自分がそれに気づかないのもやばいんですが、Essay書いてるとこういう当然のことが抜け漏れているという事象が時々起きるので他人に見てもらうのは重要だと思います。)

 

その不完全なエッセイの状態でSamからはGoサインがでて、Matthewに指摘された時点で私の中でのSamへの信頼が完全になくなってしまいました。

 

そこからはSamと一緒に作ったエッセイの骨子は一部残しつつMatthewに全てを相談していき最終的には米国2校合格できました。(Samとの時間はまだ3時間いかなくらい、8万円分くらい?残っていますが、返金してくれというのも嫌なので、そのまま。。。)

 

一概にカウンセラーに関して良い悪いはないと思います。私も契約形態がちがっていたり、別のカウンセラーにお願いしていると知られていなかったり、といった場合には問題なく受験生活を乗り越えていたかもしれません。ご参考まで。

GREのすすめ

 

1年目はGMATを5回?受けて結局710で出願してダメダメでした。

2年目はGMATではなくGREを勉強して2回うけて、325(Q167V158)と329(Q169, V160)でした。GREのGMAT換算をどこまで信用していいのかは不明ですが、個人的にはGREの方が点数が出やすいと思いました。大した点数は取ってませんが以下よければ参考にしてください。

 

ちなみに、どうやって変換してるかはETSが下記で説明してます。実際にGREとGMATを両方受けた人のデータを用いて予測モデルを組んでるみたいですね。これを知ると余計信用できなさそうですね。ETSがGREをもっとたくさん受けてほしいから若干GREのデータに下駄を履かせてるのではないかと邪推してしまいます。

https://www.ets.org/pdfs/gre/gre-bschool-comparison-tool-faq.pdf

 

 

一定時間GMATを勉強して(700点前後?)、そこから伸び悩んでる人はぜひ一度GRE受験を検討してほしいです。

GMATからGREに移行するときに行うことは基本的に単語とQuantの選択肢の違いを理解するだけです。Writingも一応違うので本当は準備した方が良いのかもしれませんが自分は前日にちょっとだけテンプレート見たくらいしかせずに最低限とれたので問題ないと思います。

 

単語

Magoosh VocabularyのAppがタダで使えるのでこれだけで事足りると思います。ってかGREの変態単語試験で満点取ろうとするとかなり労力が必要になってくるのであまり効率よくないと思います。

https://gre.magoosh.com/flashcards/vocabulary

 

あとは英語の学習をしている時に知らない単語はExcelにまとめてQuizletにぶち込んでひたすら単語カードをスマホでめくってました。1年2200円くらいでQuizlet Plusというのに入れるので使用してました。他にも似たような単語帳はあると思うので活用ください。

https://quizlet.com/ja

 

あと単語を覚えるときに重要だなと思ったのは、夜寝る前朝起きた後に時間を取ることです。各20分でも15分でも良いので夜と朝に継続して時間を確保できると覚えられた気になりました。専門的なことはわからないですが、夜に初期インプットをして、朝(約8時間後)にそれを思い出す、または、再度インプットすると定着しやすかったです。注意してほしいのは朝に覚えた単語の記憶を夜に呼び起こすのではなく、夜に覚えた単語を朝に思い出すってイメージです。(あくまで個人談ですが)

 

Math

GMATの簡単Versionで新たに何かを準備する必要が特段あるわけではありません。時間も比較的余裕あります。唯一注意が必要なのは選択肢が若干違うということです。基本的にA)Aが大きい、B)Bが大きい、C)同じ値、D)判断できない、の4つの選択肢で、これらの選択肢の形式に慣れてしまえば大丈夫です。GMATのData Sufficiencyより考えることは少ないです。

 

自分もそうでしたが、中学~高校くらいまでの簡単な数学は問題なく解けていたけど、大学で文系に行き数学に触れる機会がなくなった、という方でGMAT Mathが46-49くらいを彷徨ってる場合には、基本的な(難易度の低い)問題を間違えずに解くことに重きを置いているGREの方が相性良い印象です。

 

自分はGMATから学習を始めたのでGREから勉強し始めた場合にはどうなるのか、というコメントはできないですが、印象としてGREからGMATに移行するのは難しそうです。

なので、出願までにあまり時間がないという方はGREから学習を始めるのもありだと思いますが、個人的にはとりあえずGMAT勉強して、ある程度理解したら試験受けまくって、点数上がらなかったらGREに移行というのがいいんじゃないですかね。(両方の試験を受けられるという意味で受験回数がかせげます。その分お金もかかりますが。)

 

がんばってください