5回目GMATとApplicationについて
5回目GMAT
先日新宿で初めてGMATを受けてきました。
結果は散々でした。今まで受けたGMATの中で一番低いスコア。もちろんキャンセルです。
Mathは前回と変わらず49でしたが、Verbalが20点台前半。。。
これは2つの意味でショックで①結局自分はMathで50点以上をとれない人間なんだとダメ押しされたとことと②Verbalに関して自分は正しい勉強をしてこなかったのではないかと不安になりました。
原因を考えましたがよくわからない。。。
Verbalは解いてる最中から頭が上手く機能していないということには気づいていました。しかし、「問題が難しいから理解しにくいだけで点数が低く出るわけではない」と自分に言い聞かせてどうにか気持ちを切らさずに(実際は切れていたのかも)解いていましたが、ただただ簡単な問題も理解出来ていなかっただけでした。
1つ思ったのは序盤(最初の3問くらい)のSCすら自信をもって答えられるものがなかったので、まず即効性が期待できるSCに時間を費やそうということ。(Whereasを使用した時のparallelismに気づけなかった。←GMAT5回受けてこれわかんないのやばいなー)
2つ目として、新宿のテストセンターが自分には合わなかったのだと言い聞かせてます。テストセンター自体は綺麗で受験には全く影響がなかったですが、Verbalがここまで急落する原因をどこかに作りたいという弱っちい考えのもと、やはり帝国ホテルでラストGMATを受験します。
GMATを終わらせる目標をもって受けた回でしたが、終わらせることはできず。ここにきてボラが高いGMAT、という先人たちの教えを実感しました。
1年で5回目ですが、内1回はGMAT Onlineで回数制限にカウントされないため、もう1度受けることができます。20年4月中に受けてもう今年のGMATは納めます。
Applicationpについて
最近はスコアメイクのあとを考えてApplicationについて少しづつ考えてます。
現時点でやっていることとして
①受験校のHPをくまなく読んでる
②実際の合格者のEssaysを読んでる
って感じです。
①に関しては必須項目だと思います。
まだClass of 2023の内容なので自分が受験するClass of 2024の具体的な情報は載ってないですが、学校の特色などは受験年によって変わるわけではありませんので今インプットしても問題ないと思ってます。
HBSのField Immersion Experiences for Leadership Development (FIELD)とかすごく楽しそうで、動画を見てるだけでモチベーションも上がります。
各校HPには各学期の授業名と担当教授が記載されているページもあるので実際のApplicationにはそこから自分が取りたいと思っている授業(自分のApplicationの訴求ポイントと整合性が取れる授業)をピックアップするのも大事だと思います。
②に関しては結構いろんな本があります。
自分が今読んでるのは2つ
65 Successful Harvard Business School Application Essays, Second Edition
- 作者:The Harbus, The Harbus
- 発売日: 2009/08/04
- メディア: ペーパーバック
これは会社の人からおすすめしてもらったものです。だいぶ古いものなので具体的なアドバイスをこの本からもらうのは難しいかもしれませんが、HBSだからって必ずしも聖人君子やスーパーエリートだけが受かっているんではないんだなと希望が持てる本です。
結構Essayの内容も普通?のものが多い気がする。その”普通”が難しいんだと思うけど。
2つ目はこちら。
これはAmazon Kindle Unlimitedでたまたま見つけたもので発売日も2019年で比較的新しく内容もとても参考になります。
1つ目の本とは違いここに書いてあるEssayは結構グローバルマッチョ・経験がすごい。。。と思う人が多いので自信は失いがちになりますが、Essayの展開の仕方を含めとてもよきです。
これ以外にも Kindle上にいろんなEssay集があるので時間がある方は読んでみるのもおすすめです。
さあ時間はどんどん過ぎていくのにも関わらず、仕上がっていくものが少なすぎて本当に不安になる毎日ですがすこしずつ進んでいきましょうー
GMAT独学のための最強のリソース
GMATの塾に行ってみたかった。。。
お金がないのでいけないですけど、今まで何度かGMATの塾に行ってみたかったなあ、と思うことがありました。なぜなら、
塾に行けば「戦友」を作りやすいし、自分のパフォーマンスを客観的に見てもらえる、またなによりMath、Verbalでわからない問題に遭遇した際に日本語で(母語で)気兼ねなく質問できるからです。
でも、みんなが塾に行けるわけじゃない!結構いろんなブログで「GMATの点数が取れないことによって受験校が絞られてしまうのを避ける」、「時間を買うためにプロに教えてもらう」、「ある程度まとまったお金を払うことによって自分に制約を課す」等々目にします。もちろんその通りなんですが、ここでお金がない私費留学生に向けて声を大にして言いたい!
GMATはお金をかけなくてもどうにかなる!ということ
そこにはGMAT Clubという最強の味方がいます。
GMATを受ける人、若しくは、GMATを受けることを検討してる人なら必ず1度は見たことあるサイトです。
これがとにかく最強すぎる。本当に最強すぎる。。。
全ての情報が英語で書かれているので、MBA受験をTOEFL/IELTSから始めた人(自分含む)には最初はちょっととっつきにくいですが、GMATのすべてはここに詰まってるといっても過言ではありません。
問題の解説が時々、というか結構適当なので、そのあたりは注意して使用しなければいけませんが、ネットの情報は精査して取捨選択する、という当たり前のことをしてるだけなので、それほど苦ではないと思います。
また、本当に情報量が多いのでなかなかすべてのものを見ることは難しいですが、MBA受験中のGMATに取り組んでる期間はここで過ごす時間を長くすることによってさまざまな知見が得られると思います。
何がいいかというと。。。
1. 問題数が膨大
とにかく問題数が膨大です。基本的にはこのGMAT ClubとOfficial Prepだけで練習問題は事足りると思いますが、時々自分の具体的なスコア予想をしたいと思うようになるので、その他有料サイトの無料使用(KaplanやPrinceton等は登録すると期間限定でCAT形式のPrep Examを受けることができるのでそういったもの)をするのもいいと思います。
過去のOfficial Prepもすべて載ってます。しかもDLできてInterfaceまで過去のやつそのまま!!
Practice Question Bankというところに各セクションの問題がまとまってます。難易度ごとや問題の形式ごとにかなり細かく分けられているので、ここから問題を拾ってきて自分の苦手なセクションを重点的に勉強します。
また、GMAT Club上で回答をすることによって、各問題の時間を計れますし、合っているか間違っているかが自分のアカウントのError logに溜まります。そこから自分が過去に間違った問題の見直しもできます。
2. 質問できる
これはちょっと時間がかかったり、返信が来なかったり不確実性が高いですが、わからない問題、納得できない問題に関してはExpertの方の名前をMentionして投稿することによってより詳細な解説や自分の考えの問題を聞くことができます。
3. GMATという試験の考察が面白い
GMATは採点方法は謎に包まれているため様々なGMAT Mythがネット上にはあります。そのうちの一つとして、CAT方式を採用しているGMATは最初の約10問が全体の得点を左右する非常に重要なものである、というものがあります。
それに関してOfficial Prepを使用して詳細に「実験」を行っているのがこちらです。
これをみるとMathに関しては最初の10問を間違えると絶望的だそうです。(Verbalも似た傾向あり。)
また、Verbalに関して、近年はRCの重要性が上がってきているという考察まであります。ちなみに、Verbalは試験時間が足りなくなることが予想されるので、2番目以降のRCの中から1つ選んで(よりpassageが長いものやより難解そうな文章)ランダムに回答し時間を節約する戦略があります。私も先人たちのブログ等を読んでこの戦略を知りましたが、現在この戦略が好ましいものではない可能性があります。
”It is pretty clear that RC matters a whole lot more now than it used to. I would advise with caution against using this strategy. Practice your RCs and go well prepared.”
これらはあくまで一つの考察ですが、個人的にこういうのを読むのは大好きです。
まだまだGMAT Clubの良いところはありますが、上記3点だけでも活用できればGMAT独学は可能です。
プロにお願いすることによって時間を節約できるし、何かと楽になることも多いと思いますが、なるべく節約して受験をしたい方にはなくてはならないGMAT Clubですので是非活用してみて下さい。
というか、自分も見つけられてない素晴らしいスレッドがあると思うのでもし良いスレッド知っていたら逆に教えて下さい。
最近EU校の合格者の方のツイートをみて勇気を頂いてます。頑張っていきましょう。
GMAT Quant/Mathの難化傾向について
GMAT Quantは難化してます!!(と信じたい)
最近ひたすらGMATに時間を費やしてますが、Quantの点数が本当にあがらない。
私は国語、数学、英語の3教科を使用する高校受験で数学・算数を勉強して、高校時代にも数3・数Cまで一応完遂。個人的に数学(というより算数)は人よりできるレベルではないか?という淡い期待を抱いてGMATに臨みました。(もちろん大学受験で数学を使用した人に比べると紙ぺらですが。)
その淡い期待を見事に打ち破ってきたのがGMAT Quant
実際にOfficial Prepや中国サイトのKMFではいい点数がとれるのだが、本番を受験した時に感じた「GMAT Quant難しい!というより時間かかる!」という焦燥感。
同じことを感じる方がいらっしゃるかもしれないので書いてます。
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日本人(アジア人)は数学が得意という幻想
たしかに一昔前までは相対的に日本人の数学教育は高い水準を維持していたと思います。GMATを作成しているGMACがあるアメリカの数学(算数)の水準が先進国の中で相対的に低かったこともあり、GMAT Quantは日本人にとって簡単なものでした。
しかし、時代は変わり、スマホ・PCがあればどこでもいつでも勉強できる時代。ステレオタイプとして「アメリカ人は算数ができない」とか、映画とかでも「Do the math」というのも結構聞きますがいつでも勉強できる時代です。(「Do the math」はアメリカ人の数学教育水準とは関係ないかも。ただのIdiom?)
そんな時代にGMAT Quantのような難易度の低い試験の正答率があがらないわけない。
ロケットサイエンスのような専門性の高いものは過去の研究などの積み重ねで少しづつしか学問が進んでいかないと思いますが、GMATのような簡単な算数の知識はアクセスできる情報が多ければ多いほど、全体の点数が底上げされると思います。そして、現在はアクセスできる情報は非常に多いです。
事実、2016年までのGMAT Quantの点数とPercentileの関係と2018年以降の関係を比較すると同じ点数でもPercentileが下がっています。つまり、以前よりもGMAT Quantでは高い点数を取る人の割合が増えているということです。(2016年までは50点をとれば、89%に入っていましたが、2018年では50とっても85%です。4%も差があります。)
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過去問より今の方が明らかに難しい(時間を使う問題が多い)
これは完全に主観になってしまうのですが、GMAT ClubやKMFにおいてある過去問が異様に簡単です。
私は私費受験でお金がないため、塾には行っていません。そのためネットで様々な問題を見つけてきて、たくさん解く、という原始的なやり方でひたすら勉強しています。(ネットにはたくさんの問題が転がってます)
そんな中で昔のGMAT Official Prepもあって、やったのですが簡単で驚きました。ってか時間がかかる問題が少なかった。悩む問題があまり多くなかったという感じです。
GMAT Quantが難化傾向にあると書きましたが、難化にも色々と種類があると思っていて、ここでいう難化とは時間がかかる問題が増えているといった印象です。
高等算数・高等数学の内容が増えているというものではありません。Wordingがややこしくて、時間がかかったり、不等式の微妙な関係をついてきたり、シンプルではあるが珍しい?特異的な?数列を定義して初項を算出させるなどです。
悲しいかなQuantは勉強せずにいける(大学受験もしてないのに行けるはずない。。。)、と考えていた自分が裏切られたのは本番試験で時間が本当に少ないということです。また、私は今まで4回本番のGMATを受けましたが、最高点が49です。。。
Verbal CRで上記のように記載があればflawだらけで、どんどんweakenされてしまうと思いますが、直近の受験者やこれ以降の受験者が過去の問題がかかわっていく中で感じてもらえると思います。
それに限らずもしなにか、GMATに関して知っておくべき要素があったら是非教えて下さい。